本日は、都立富士高等学校化学部にお越しくださり、誠にありがとうございます。
そもそも、化学とはなんでしょう。
化学とは、豊かな心で自然界を知ること、自分自身を知ることではないでしょうか。
自然の本質を知りたいというのは、人間の本能です。
世界のだれもやりていないこと、人の後を追いかけないことをするのは、私たち人間の、共通の楽しみなのではないでしょうか。
その意味で、人はみんな、化学が好きなのではないでしょうか。
私たち化学部員は、その傾向が特に強いのです。
美しい音楽・芸術を作り上げるのと同じように、自分の精神の高揚のために化学しているのだと、私たちは信じ、また、そのことに大きな喜びを感じています。
もちろん、私たちの実験には、失敗がつきものです。
しかし、Creative Fai1ureすなわち、創造的な失敗として、それを受け入れ、色々学んでいこうとしています。
成功には決まった方程式はなく、人それぞれ違います。
私たちは、高校生としての若さをもとに、いつも歩いている常識の道を外れ、だれも踏み込んだことのない場所に踏み込む勇気が必要なのです。
リスクを伴うかもしれない、道に迷うこともあるかもしれません。
しかし、そこには新たな発見がある
そう信じて、日々化学しているのです。