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葉脈標本を作ろう
初出:02.09.15 Sprit's of Fuji high's chemical club.
私は今年2年生なのですが、化学部歴1年目です。この実験を選んだ理由は、今年の部活説明会で見た葉脈標本に感動したからです。葉脈標本はできあがりが綺麗に見えるのですが、水酸化ナトリウム水溶液を使うのです!!水酸化ナトリウム水溶液は、目にはいると失明のおそれのある危険な薬品です。また、皮膚をも溶かしてしまうことすらあるのです。注意して、実験しましょう(^o^)。
1.実験の前に
1ー1.葉脈とは・・・
葉っぱを光にすかして見ると網の目やすじの事です。葉脈の形には網状脈と単子葉類の平行脈とがあります。
今回の実験で使用した葉は、網状脈のヒイラギの葉です。葉脈標本に適しているのは、ヒイラギや椿などの肉厚で堅い葉なのです。
平行脈の葉の葉脈が平行になっているため、この実験には向きません。また、若い葉や斑点の入っている葉もこの実験には向きません。。若い葉では葉脈を傷つけやすく、斑点が入っていたりすると葉肉をうまくはがすことができなくなってしまいます。
1ー2.実験に向けて
葉を採取に向かいましょう
大きすぎる葉っぱを選んでしまうと、しおりにする時にしおりから葉っぱがはみ出てしまいます。大きすぎず、小さすぎず、ほどよい大きさのモノを選びましょう。また、若い葉っぱの中には葉肉がうすく、葉脈まではがれやすくなっているものがありますので、注意してお選びください。
1ー3.必要な試薬と器具
試薬
・2mol/l 水酸化ナトリウム水溶液(NaOH)
・次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)(NaOCl)
器具
・ビーカー(大) ×2
・ピンセット
・試験管ブラシ
・金網と三脚
・ガスバーナー
・マッチ
・保護メガネ
2.実験
1.採取してきた葉っぱを水酸化ナトリウム水溶液で20分程度煮ます。
最初は透明な溶液ですが、次第に青汁のような緑色へと変化してきます。煮すぎると、葉脈まで溶かしてしまうので注意しましょう。
※
水酸化ナトリウムは、皮膚をも溶かしてしまう危険な薬品なのでできるだけ白衣を着て、保護メガネを着用しましょう。もし、手についてしまった場合には、流水でぬめりを完全に落としましょう。
2.葉っぱが柔らかく、表面が粟立つようになったら、葉っぱをビーカーから引き上げ、軽く流水で溶液を洗い流した後に試験管ブラシで軽く叩きながら、葉肉を取り除いていきます。葉肉を急いでとろうとして無理にたたきすぎると、葉脈を引きちぎってしまいますので気をつけましょう!!
3.葉肉を取り除いた葉脈の色素を落とします。
しおりを作るとき、染色を行うので染色をしやすくするのと、発色が映える用にするためにこの作業を行います。
葉脈だけになった葉っぱを次亜塩素酸ナトリウムに10分程度浸します。次亜塩素酸ナトリウムに浸しすぎると葉脈が破れたり溶けてしまったりするので注意が必要です。その後、軽く水ですすぎます。
4.葉っぱの形の変形を防ぐためにガラス板などの平らな面に貼り付けて、乾燥させます。
5.完全に感操させたら、染色液で葉を染色して余分な水分を吸い取って、ラミネート用紙に挟んで加熱・加圧します。
完成!
読書のさいに、しおりとして使ってみてください。