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1. はじめに
日本で最もポピュラーな小児用頭痛薬である「バファ○ン」
しかし、そのCMのキャッチコピー「○ファリンの半分は、優しさでできています。」ここには、「優しさ」の秘密は明らかにされているが、残りの半分の部分に関する情報が全く含まれていない。
分からないことは、解き明かすのが化学部の使命。と、いうわけで私は、バファリンの主要成分、アスピリンの秘密を明らかにしたいと思う。
2. その成立
アスピリンの歴史は調べてみると思いのほか古い。
紀元前から、すでにアスピリンの前身ともいえるサリチル酸を含んだ柳の木が、リウマチの治療や、解熱、鎮痛の目的で使用されていたという。
かの偉大なる西洋医学の父、ギリシアのヒポクラテスが最初に利用したそうである。しかし、その効能が科学的に証明され、使用されるようになるにはそれよし二千年以上の月日が必要となる。
1897年八月十日、ドイツはバイエルン工場に勤務する、フェリックス・ホフマン博士がアセチルサリチル酸、つまりアスピリンの合成に成功する。
そしてその2年後、同社から商品化され現在に至るのである。
3.生成方法
<使用する薬品>
サリチル酸、無水酢酸、濃硫酸、冷えた純水
<使用する器具>
ビーカー、濾紙、漏斗
1) サリチル酸1gに無水酢酸を2ml加え、よくかき混ぜてペースト状にする。
2) 濃硫酸を3滴加え、放置する(2,3分)

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3) 冷えた純水で濾過する。濾紙上に針状結晶が残る。

4) この針状結晶が、サチリル酸をアセチル化して出来たアセチルサリチル酸である。
4.その効能
4-1. 基本的な効能
基本的にアスピリンは解熱、鎮痛、消炎のために使用する。アスピリンは、極めて(一番)副作用の少ない医薬品だそうであるが、それでも一部のアスピリン喘息の原因となったり、胃腸の弱い人には悪い症状がでるそうである。副作用のない薬はないという事でしょうか。
なお、バファ○ンには他に、胃腸に作用する薬品が含まれているそうです。
4-2. 最近新しく発見された効能
アスピリンというと解熱鎮痛剤と思われがちです。数十年ほど前から、どうやらアスピリンには脳梗塞や心筋梗塞の原因である血栓を予防する効果があるということが次第にわかり始めてきました。
これは、人間が出血した際に、その血を止める血小板がアラキド酸を放出しアラキドンカスケード(凝血連続反応)を起こし止血するそうですが、この時に十数種類のプロスタグランディンが出来るそうで、その中のトロンボキサンという物質が膠のように血小板を凝集し血管を収縮させ、そこに繊維素が絡まり血栓が出来るということです。アスピリンは、そのトロンボキサンの働きを抑制するのです。
この効能が学会で認められたのはつい最近のことです。
ちなみに、この効能は「予防」ですので、薬の効能欄には記載されません。
6.まとめ
かなり(相当?)早足ではありましたが、世の中でもポピュラーな部類に入るであろう化学薬品「アスピリン」について簡単にまとめてみました。最初ははっきりいって、私の思いつきから始まったこのテーマですが、やってみるとなかなか奥の深いモノでした。
これを機に、世の中のいろいろな医薬品に対して好奇の目を向けてみるのもまあ、それなりにおもしろいモノではないでしょうか。
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